令和6年6月23日(日)金沢市元町福祉健康センターにて、石川県の公的機関・石川中央都市圏(金沢市、白山市、かほく市、野々市市、津幡町、内灘町)の市町及び社会福祉協議会担当者等、「よりそうなかま」の団体代表者等によるひきこもり広域ネットワーク連絡会が行われました。
“もとまちカフェ”として始まったこの集まりは、公的機関・行政の担当者の方々の参加も多く、毎年の開催となっています。
今年の連絡会では、金沢医科大学精神神経科学助教の橋本玲子さんをお招きして「支援者のための面接技術」と題しての講話や、よりそうなかま新規加入団体の紹介、いまここ親の会さんの「ニートひきこもりの便利屋オッケーの活動」、ワンネススクールさんの「能登半島地震被災児童の居場所活動」、その後交流会なども行われ活気あふれる会となりました。
参加者からは以下のような感想が聞かれました。
橋本先生のお話は、支援者が困ったり悩んだりすることが多い話題について、どうするべきか親切にお話ししてくださって、とても勉強になりました。
毎年開催されているので、すこしずつほかの団体の方の顔が分かるようになってきました。活動とお名前が一致して、少しお話ししただけでも距離が近くなった気がして、今後交流を持てたらいいなと思いました。
知っている人が何人かいて、少し込み入ったお話や相談をしました。支援者が孤立して悩むことは自分だけではないんだと感じて安心しました。
行政の方ともお話しする機会があるのはとても良かったです!
当事者のグループや公的機関関係者や支援者が垣根を超えて集まる機会は多くありません。それぞれが日々活動を抱え、支援したりされたりするなかで、横の繋がりを作り連携を深めていくことはどうしても後回しになりがちです。
その結果、気がついた時には疲れてしまったり、燃え尽きてしまったり、孤立してしまうことも多くありません。それは民間のグループはもちろんですが、行政や公的機関で活躍する方も同じではないでしょうか。
この連絡会のように、同じような活動をする仲間と出会い、支援者同士の悩みを共有したり情報交換をしたりできる緩やかなネットワークが巡り巡って誰かの力になれるのではないか、そんな思いにさせてくれる日となりました。